canonical(カノニカル)タグについて

SEO対策をしていて、知っていて損はないcanonical(カノニカル)タグについて解説しています。
canonical(カノニカル)タグは、正規にインデックスさせたいURLを検索エンジンに伝えるために使用するタグです。

重複コンテンツのURLを1つのURLに統合

URLは違うのにコンテンツの中身がまったく同じだったり、通販サイトなどでは、色違いの同じ商品がある場合、URLは違っても中身は同じコンテンツになってしまうので、そういったページは検索エンジンにコピーされたコンテンツだと判断されてしまう可能性もあり、重複しているページは低評価されてしまいます。

例えば、このサイトの場合だと、

  • http://webchou.com/
  • http://webchou.com/index.php

上記の2つのURLで同じコンテンツがあります。
こういった同じサイトのページでも、Googleのロボットは全く違うサイトだと判断してしまうので、SEOではあまりよくないとされています。そういった場合にcanonical(カノニカル)タグを使用することによって、同じURLだと認識させる事ができます。

また、各サイトのページにはパワー(評価点数)が与えられていてURLが100点とした時、上記の場合はそのパワーが半分の50点ずつに分けられてしまうのでそういった事を防ぐ役割も持っています。

canonical(カノニカル)タグの設定

上記のようにURLが違っても同じコンテンツページがある場合はcanonical(カノニカル)タグの設定をし、html上のヘッドタグ内に記述します。




評価を与えたいURL以外のページに上記を記述するだけで重複コンテンツのURLを1つのURLに統合(http://webchou.com/)のみをGoogleのクローラーに伝えることができます。

さらに同じようなコンテンツではない場合にも使用する時があり、コンテンツ内容が少なく低評価される恐れがあるページをインデックスさせたくない場合にもcanonical(カノニカル)タグを使用する時があります。

ただし、注意する点もあります。
canonical(カノニカル)タグを記述したページが正常にインデックスされる状態か確認し、指定したページが404エラーやno index設定になっている場合、canonical(カノニカル)タグを記述していたとしても意味がなくなります。

canonical(カノニカル)タグの活用まとめ

同じコンテンツ内容のページが両方インデックスされている場合、どちらか片方のページを消してしまうと、検索エンジンのインデックスステータスが有効のままになり、ページが存在していない状態になります。

インデックスされているページをただ消してしまうと、検索エンジンに存在しないページがあるマイナス評価の状態のままになってしまうので、もし、同じ内容のページが複数できてしまい不要なページを削除する場合は、下記手順に従って削除することをお勧めします。

①不要なページにはcanonical(カノニカル)タグを記述する

②インデックスが外れたことを確認してから不要なページを削除する

※インデックスの確認方法

【 site:ここに確認するURL 】

ブラウザ上で上記の方法を使ってインデックスされているかどうかを確認することができます。